仮想通貨の「詐欺」について記載する。

この問題は根が深く、問題解決する事は無いように思う。ただ一般知識の向上も兼ねて紹介する。

なお最近では多くの賢い方々が言う「仮想通貨」は「クリプトカレンシー」であるが、便宜上ここでは「仮想通貨」として表現する。

詐欺という言葉の背景

詐欺の使い方に感じた違和感

正直なところ、「詐欺」という言葉に対して正直何も感じていない。ただ間違った使い方を多くの人たちがしている様には以前から思っていた。

ここではあえて「詐欺とは何か?」について記載する。

詐欺と言えば賢く見える説

多くの人が「○○は詐欺だ」と言う様になってきたのはここ数年の話であるように感じる。

投資に関していうと「多くの詐欺と疑わしい案件」が見受けられる。これはあくまでも「疑わしい案件」であって「詐欺」では無い。

「○○は詐欺だ。それを見抜いたぞ。凄いだろ。賢いだろ?」と言わんばかりにSNSでは日夜さまざまな情報が錯乱している。

確かに人の役に立つ様な情報を提供する事は素晴らしい事である。ただやはりそこに「SNSでチヤホヤされたい」という気持ちが見え隠れしている所が望ましく無い様に思う。

SNSに執着する若者が急増

この様な「○○は詐欺だ」という情報が広く拡散される背景にはSNSが深く関わっている。

最近では渋谷にて若者がハローウィンの日に集い暴動化していたニュースはここヨーロッパでも取り上げられていた。そのニュースによると「日本人の若者は金銭的には裕福だが、精神的には貧困である。SNSで友人を求める若者が急増している。」と心理学者による説明がされていた。

その心理学の情報が正しいかはさておき、情報が拡散される背景には「SNSで認められたい」と言う気持ちの現れなのかもしれない。

詐欺について

詐欺という言葉の定義

ここからやっと本題について記載する。

そもそも「詐欺」とは何だろうか?多くの人が思う詐欺というのは「故意に人を騙す行為」であるのかと思う。これはあくまで自身の感じるままに詐欺という言葉が出てくる。

これはあながち間違いでは無い様に思う。

詐欺とは

①いつわりあざむくこと。

②〔法〕他人をだまして錯誤におとしいれ、財物などをだましとったり、瑕疵かしある意思表示をさせたりする行為。「―を働く」

広辞苑より引用

詐欺だという発言

ただ「○○は詐欺だ」という表現に関しては表現は間違っている。

もしそれが司法によって「詐欺」として立証されていない限り、一般人が「詐欺だ」と決めれないからである。正しくは「○○は詐欺だと疑わしい」という表現である。

重要なポイントはそれを詐欺と断言できるのは一般人では無いとい点である。

結局正しい表現は何か?

詐欺を使った言葉は非常に難しい。これは相手を「○○は詐欺だ」と特定する時にだけは正しい表現では無いという結論に行き着いた。

  1. 「○○は詐欺だ」という表現。これは司法が決めることであり、不適切な発言といえる。
  2. 「○○の詐欺に引っかかったよー」という表現。これは自身が詐欺だと思ってはいるものの、詐欺だと仮定した状況が前提である。詐欺だと断定している状況では無く表現としては問題ない。
  3. 「○○って詐欺だよね?」という表現。これは疑問を持っているだけであり、断定しておらず表現としては問題が無い。

この様に詐欺という言葉には複雑な背景を考慮した上で使用しなくてはいけない。当サイトの閲覧者の多く知能レベルが非常に高い方が多いかと思う。この微妙な表現の違いを理解して頂くのは困難であるのはおおよそ予想している。ただ共感を得たいというよりは、表現の難しさを理解していただきたく説明した。

詐欺に共通する特徴

HYIP

詐欺に共通しているのがHYIP(ハイプ)という仕組みである。

HYIPとは「High Yield Investment Program(高報酬な投資プログラム)」の事を意味している。誤解されがちではあるが、ポンジスキームとは全く別の言葉である。HYIPだからといってポンジスキーム、ポンジスキームだからといってHYIPでは無いのである。

HYIPは非常に広域な言葉である、高報酬な投資案件であればその名の通り「HYIP」である。では報酬がいくらからがHYIPかという様な明確な基準は無い。この様なHYIPであるが、筆者の知る限りでは健全に残り続けている案件は無いと思う。

高報酬な投資案件という意味で「TCC」「BIT CLUB」もHYIPとするならば、その2つだけかと思う。ただしどちらも運営状況が不安定かと思う。また「TCC」はHYIPではあるが、「BIT CLUB」はMLMという表現が正しいと思う。

また以前、HYIPの事を「パイプ」と数ヶ月間投稿しているぽっと出の著名人を見たことがある。知能が非常に高い人の代表的存在である。

余談ではあるがもしドメイン名に「HYIP」の文字があれば、以前はそっちで活動していたサイトである事を知っておくと良い。ただしだからといって必ず人を騙す様な情報を流していた、あるいは現在も流しているという訳では無い事も知っておくべきである。事実としてHYIPに何かしら関連していた事は間違いなく言える。

ポンジスキーム

ポンジスキームというのは「自転車操業」というものである。

ユーザーから受けたお金を、配当として分配するという仕組みである。それで配当が出た事を勘違いして、さらにユーザーを増やす。そしてさらに配当をする。というのを永遠と繰り返す仕組みである。

ここで問題になってくるのは、実際には利益が無いという点である。あくまでユーザーから得たお金を別のユーザーに分配するという仕組みになっている。

ではなぜ次から次へとユーザーが集まるのか?人は他人の為には行動はしない。いくら「みなさんの為です。みなさんの喜ぶと僕も嬉しいです。」と語ったところで実際はそうでは無いだろう。

ユーザーが集まるカラクリは「紹介による報酬」である。この報酬の仕組みは色々あるのだが、多くは「アフィリエイト」「MLM」「ネズミ講」に分類出来る。

アフィリエイト

アフィリエイトは合法である。アフィリエイトの仕組みは単純で紹介したら報酬がもらえるというものである。

アフィリエイトの仕組みも理解せず、ネズミ講と勘違いしている方には「アフィリエイト=違法」と勘違いしている人もいる。

中には「弁護士に確認したらアフィリエイトは違法だと言われた。」という意見も聞いた事がある。

これは「ママに聞いたらアフィリエイトは違法だと言われた。」と同意見である様に感じる。何が正しいか間違いかも知らずに人から聞いた話をそのまま真に受ける性格の方はそうなのかもしれない。

ただ注意していただきたいのは基本的にアフィエイトは合法ではあるが、ネズミ講の業者がアフィリエイトという言葉をつかった報酬プログラムだった場合にはそれは違法である。それはその業者がネズミ講であるからである。ネズミ講という言葉が悪くてアフィリエイトという合法的な雰囲気を醸し出す場合も中にはある。ただそれはごく一部のケースであり、感覚的には99.99%のアフィリエイトは合法であるかと思う。

MLM

MLM(マルチ商法)は合法である。仕組みがネズミ講と似ているが故に、MLMをネズミ講と間違った表現をする知能レベルが高い人が多くいる。

MLMはとにかく仕組みが複雑である。これは会社ごとに仕組みが異なり、統一した仕組みというのは無い様に感じる。報酬プログラムの仕組みが複雑だった場合にそれは「MLM」「ネズミ講」のいずれかである事だけを知っておいていただきたい。

多くの場合には、どんどん紹介者が増えていくものが多い。これは「紹介しなくてもどんどん下に増えていく」という謳い文句かと思う。

ただMLMはこの様にどんどん紹介者が増えていく仕組みなのだが、これは違法なものでは無い。ただ違法では無いのだが、基本的には人を不幸にする仕組みである。

余談だが、以前旅行系のMLMの説明を受けた事がある。全く興味は無いが、どういう勧誘してくるのか?という点に興味あった。

その際には「黒船来航でペリーが来て以来…どうのこうの」という説明から受けた事がある。多くのMLM業者は高い知能を持っており、説明は一切理解できないし理解する気も無い。

ネズミ講

ネズミ講は違法である。ネズミ講に関しては仕組みが複雑であり、MLMと仕組みが似ているケースが多い。

ネズミ講とは

ネズミ講(ネズミこう)とは、後に無限連鎖講と呼ばれることとなった連鎖配当組織のことである。 ネズミ講の「ネズミ」はねずみ算式に増幅することの例えで、「講」自体に悪い意味はあまりない。 現在の日本では、無限連鎖講の防止に関する法律によって該当するものを罰則を持って禁止している。

Wikipediaより引用

アービトラージ

この「アービトラージ」自体は詐欺とは一切無関係な言葉である。

ただこの「アービトラージによる運用」を投資案件とした詐欺と疑わしい案件が近頃多い。

アービトラージを物凄く理解している人はそれがさほど儲かるものでは無い事を知っている。ところが、中途半端にアービトラージの仕組みを理解している者や全く知らない人は危険である。

アービトラージはその仕組み的には基本的には儲かる。ところが、そこに隠れた闇の部分がある。

アービトラージには色々な取引の種類があるのだが、取引所間の価格差を狙ったものが一般的である。これは安い取引所で買ったコインを高く他の取引所で売るろいうものである。

ここに潜む注意点が2つある。

1つは価格差が見かけ上のものである事。たとえ取引所間で価格差があったとしてもそれも取引量が低ければ意味が無い。

極端な事を言えば、アプリなどの表示では価格差がある様に見えるのだが、実際取引所のプラットフォームを確認すると1satoshiしか注文がなかった場合にそれをわざわざ購入し、他の取引所では売らない。

もう一つは世界中のアービトラージのシステムがその微妙な価格差を常時監視して狙っているという点である。取引量が高く価格差もあるケースも確かにある。その条件が揃った時に世界中のボットがそれを狙うのだから利益としては微々たるものになる。

これらの事を知っていないものたちにアービトラージは儲かる。なぜならこういう仕組みだから。と説明し、高いシステムを購入させたりする。あるいはHYIPの様に資金を預かったりする事がある。

システムの販売は犯罪とは言い難い部分もあるが、アービトラージで運用すると言って資金を預かるという行為は基本的には違法である。基本的にはというのは違法では無いケースは存在するからである。

ただしそれは証券会社などのケースであり、一般人がそれを行なっている場合には高確率で詐欺と疑わしい案件である事を知っておいていただきたい。

詐欺と疑わしいと良く聞く案件

2017年のクリプとカレンシーのバブル状態から1年ほどが経過し、「詐欺と疑わしい案件」が急増しているように感じる。

これはあくまで疑わしいだけであり、実際のところは不明である。

BitClub

筆者自身はビットクラブには一切関わっておらず、実際の内情については一切知らない。

ただ直近で驚いたのは「ビットクラブが一時サービスを停止」する事を発表した事である。これはあくまで一時停止なだけであり、完全停止では無い。

これはビットクラブのサービスというよりは現在のBTCの価格推移に依存する様に思う。現在のBTCの価格はマイニングするには非常に不利な状況である。

これらの状況をどのくらいの人が理解しているかは不明ではあるが、こういった状況になった場合にサービス停止に不安に感じたユーザーが「○○は詐欺だ」と不安になりSNSで拡散される傾向にある。またそれの被害を被るのは我慢して待っているユーザーである。

SNSで拡散した知能レベルが高いと思われる人々が事を荒げて、結局誰も得しないという結末になりかねない。

筆者はビットクラブに関しては無関係ではあるが、ユーザーには必ずよく考えてから行動する様にして貰いたく思う。

TCC

TCCに関しても一切関わっておらず、内情も詳しくは知らない。

ただこれも驚いたのが「TCCに関わってきた著名人がアカウントロックされた」件である。これは本人の公式サイト・公式ブログにて詳細は記載されておるので、ご確認いただきたく思う。

その内容によると、TCCの雑とも言える運営状況が語られていた。その内容が正しいかは当人しかわからないのは事実であるが、それが正しいのであれば今後問題になりうる可能性が十分にある状況と感じる。

少なからず既に歪みが生じて来ている状況に感じる。TCCはどこぞの国の金融庁から認可を受けて運営しているというのが謳い文句であり、多くの日本人投資家が資産を預けて運用している。

Arbitao

先日当サイトにも記事にしたArbitao(アービタオ)である。

こちらも同様に詐欺と疑わしい案件である。実際には詐欺かどうかは不明である事をご理解いただきたい。

また投資する場合には自己責任で行うべきである。

Arbitao(アービタオ)も多くのブログやYOUTUBEなどで紹介が促されていた。その理由はアフィリエイトレベルにある。

これは知能が高い一般人の方々にはMLMと誤解されがちなアフィリエイト形式である。数年前までは2ティア・3ティアと言っていたアフィリエイトの形式であり、決してMLMでは無い事を理解していただきたい。

仕組みとしては紹介者、さらにはその紹介者が投資した金額の一部をアフィリエイト報酬として獲得できるというものである。この仕組み自体は決して違法でも無く、さらには悪い物でも無い。

アービタオが疑わしい点はこのアフィリエイトの仕組みでは無く、運用が疑わしいところにある。アービタオはアビトラージによる収益を還元するという仕組みである。

ただ実際にそのようなアービトラージの収益があるのかが分からない点が問題視されている。ブロックチェーンは非常に便利な仕組みであり、トランザクションを確認する事で簡単に運用状況の透明性を証明できる。ところが、アービタオにおいてはそれらを一切公開されておらず、多くのユーザーが疑問視しているのである。

最近ではアービトラージに関する投資案件が多く存在する。その多くが「アービトラージは絶対儲かる」「アービトラージは勝ちが確定している」という様な誤った情報である。情報としては全部が間違いとは言えないが、アービトラージを実際にやったことがある人たちはそれが非常に厳しい状況であることを知っているかと思う。

なぜアービトラージが厳しい状況であるか?について説明する。

アービトラージは取引所間における価格差を狙う取引の方法である。実際に取引所間で価格差があるのは間違いない。

ところが今現在世界中に多くのアービトラージのシステムが存在している。これらが一気に一つの価格差を狙って取引するという状況である。

この価格差は多くの場合取引量が非常に少なく、一回のアービトラージで得る利益はたった数百円といったところである。価格差があるといっても取引量が少なければ売買する事はできないのである。

こんな情報すら知らずに、騙しの手口として横行している。

PLUSTOKEN

まずプラストークンは筆者とは無関係である。こちらも詐欺ではなく疑わしいという話を良く聞く案件である。

世界中で話題になっているPLUSTOKEN(プラストークン)だが、投資した金額に応じて毎日報酬が出るというHYIPの様な仕組みである。実はクリプトカレンシーの世界でこのようなHYIPは多く誕生してきたが、未だに残っているのは少ない。

HYIPという表現が正しいわけでは無いが、今現在残っているのは「TCC」「BIT CLUB」くらいである。ところが、今これらも厳しい状況と言わざるを得ない。

プラストークンも代表的な「詐欺と疑わしい案件」とも言える。現在では登録者数が1百万人を突破したそうである。この大人数の勧誘に成功している背景としてアフィリエイト報酬がある。

紹介した登録者はアフィリエイト報酬を得ることができるのである。実はこのアフィリエイト報酬だが、上記のアービタオとは比較にならないほど美味しいとされている。こちらもアフィリエイトの形式はMLMでは無い。ただ下のレベルの報酬の一部も獲得できるというものである。

多くの方が飛び抜けて知能が高くプラストークンのアイフィリエイトの仕組みを「MLM」というかと予想できるが、そこは間違えずに正しく表現していただきたく思う。

詐欺を利用した金儲け

詐欺?!!!

最近では検索エンジンで「詐欺」と検索する人が多い。またそれらの記事はシェアされやすい傾向がある。

それ故にSEOを目的としてタイトルに「○○○○は詐欺?!」と付けたりする。それ自体はユーザーのニーズにあっているのであれば良いかと思う。

ただ多くの場合には「○○は詐欺だ」と書き下ろした所で、「○○なら稼げます」といった具合に誘導するパターンが一般的である。さすが知能が高い人が多いと思い感心に思う。

詐欺が満映している中…

「詐欺が多いがボクは違います」という事を示したい典型的なパターンも存在する。

「最近ではICO詐欺が多いのですが、僕がオススメする○○○○は間違いありません。」という内容である。これは鉄板パターンである。

多くの一般人は知能レベルが高い。他を落として自分をあげる為に懸命に説明を繰り返す。

余談

筆者は知能レベルが非常に低い。だからテレビやツイッターなどの一般的に必要とされている情報は一切見ない。その時間があれば国家資格の取得のために勉強を行うことが多いからである。

さらには不幸な事にも海外で2年以上仕事していた事があり、英語を深く理解し話す事もできる。ただしこれは一般人に比べるとはるかに低いレベルではある。だからこそ常に勉強する。