Monero (モネロ/XMR)とは何か?について最新情報を調査した内容をまとめて解説する。

この記事をご覧いただいている方の多くは「Moneroを詳しく知りたい。」「Moneroへの投資する前に知っておきたい。」という方々を対象として記載している。

Moneroとは

ポイント
  • モネロは匿名性を特徴としているクリプトカレンシー

  • 過去には1年で$10の価格から$470まで上昇した。
  • モネロはBytecoinの技術を元に開発された。
  • モネロはビットコインと同様に非中央集権のコイン。

Moneroの概要

Monoeroの概要については下記に示す。

通貨名 Monero (モネロ)
通貨コード XMR
コンセンサス アルゴリズム PoW
半減期 なし
暗号化方式 Crypto Night
認証アルゴリズム PoW
発行量の上限 なし
ブロック生成間隔 2分
時価総額 CoinMarketCap参照
現在価格 CoinMarketCap参照
公開日 2014/4/18
公式サイト getmonero.org
ソースコード github.com/monero-project

Moneroについて

Monero(モネロ)はエスペラント語に翻訳すると「コイン」である。

モネロは匿名性を特徴としているクリプトカレンシーである。(日本ではここ最近では「仮想通貨(かそうつうか)」と不思議な呼び方されている)

Riccardo Spagni氏が政府による規制されない通貨になることを目標として2014年4月に発行されたものである。

モネロのチャート

過去には$10の価格から1年で$470まで上昇した時期もあったが、現在では$100付近を推移している。

現在のリアルタイムな価格については下記を参照して頂きたい。

モネロはバイトコインが元

モネロはBytecoin(バイトコイン)の技術を元に開発が進められた経緯がある。

バイトコインのコードは2012年7月に公開され、それが元になった。

もともとバイトコイン自体もBitcoinからハードフォークにより誕生したものである。バイトコインは匿名性を重視したコインであり、その点がビットコインと大きく異なる点である。

ただし理解して頂きたいのは「ビットコインは匿名性では無いから危険である」という事では無いという点である。

ビットコインはトランザクションの履歴を公開し透明性がある取引を重視している。これはあらゆる情報を公開する事で多くの人が不正など無い様に監視できるというシステムである。

モネロは非中央集権

モネロはビットコインと同様に非中央集権のコインである。

もちろんモネロは公式サイトが存在するのだが、これは会社や組織による開発ではなく有志によって開発が進められているという事である。

現在では200人以上の開発者によってモネロの開発は進められており、モネロリサーチラボという研究機関によりモネロに関する論文が多数公開されている。

ソースコード: github.com/monero-project

他にもある匿名性通貨

匿名性のくくりでいうと他にも「Zcash(ジーキャッシュ)」「Dash(ダッシュ)」も同様に匿名性通貨の代表的存在である。

それぞれ匿名化する技術を独自で開発している為、異なっている。

通貨 匿名技術
モネロ リング証明
ジーキャッシュ ゼロ知識証明
ダッシュ インスタントセンド

Moneroの特徴

ポイント
  • モネロはBytecoin元に開発されたもの。
  • 匿名性を持たせるのがモネロの特徴。
  • ブロックサイズの制限がなく、スケーラリビティの問題は無い。
  • モネロは簡単にマイニングが行える。
  • モネロの送金は2分であり、BTCに比べて早い。

モネロのもつ特徴

モネロはBytecoin(バイトコイン)というクリプトカレンシーを元に開発されたものである。匿名性にとにかく優れている事が特徴である。

そのほかにも以下の様な特徴をモネロは持っている。

  • 匿名性が高い
  • ブロックサイズの制限なし
  • マイニングが容易
  • 高速な取引

Moneroは匿名性が高い

モネロではCryptoNight(クリプトナイト)というアルゴリズムに基づいた「リング署名」「ステルスアドレス」という機能を備わっている。これは送金などの情報は第三者には見えない様になっており匿名性を持っている。

通常多くのクリプトカレンシーが透明性を持たせるために、トランザクションなどの情報を公開される。それを逆に見えなくして匿名性を持たせるのがモネロの特徴と言える。

また「ワンタイムリング署名」「ワンタイムパスアドレス」により一時的に機能を制限しているために高いセキュリティを確保している。

ブロックサイズの制限なし

モネロにはブロックサイズの制限が無いのも特徴である。

ビットコインが抱えている様なスケーラリビティの問題を起こさない様な仕組みである。

マイニングが容易

モネロのマニングは容易であるとされている。これはビットコインのマイニングの様に特殊なコンピューターを必要としておらず、一般的なコンピューターでも簡単にマイニングが行える

具体的にはビットコインは「ASIC」というそれ専用のコンピューターが必要になってくるが、モネロでは「ASIC」が開発されておらず一般のコンピューターでマイニングができると一般的には言われている。

とは言っても中国製の安いパソコンなどでのマイニングはオススメしない。

高速な取引

モネロの取引に有する時間は2分である。ビットコインの承認に掛かる時間に対しては短い時間で取引が行われてる。

これは法定通貨とは比べ物にならないほどの速度で送金する事ができるのが大きな魅力である。

ただし他のクリプトカレンシーのプロジェクトに比べるとトランザクションの速さは飛び抜けて早いとは言い難い。

リップルエイダコインなど高速なトランザクションは他にも存在するのが現状である。

モネロの仕組み

ポイント
  • リング署名を使うことで集団特定はできるが、個人特定は出来ない。
  • ワンタイムアドレスにより取引を遡ることや追跡することは不可能。

モネロには匿名性が高いという特徴がある。その特徴を支えている仕組みについて解説する。

リング署名

通常クリプトカレンシーの取引は「公開鍵」があれば取引履歴を容易に見る事ができる、あるいは容易に見られる。

モネロでは「リング署名」という仕組みを採用している。これは公開鍵を数人の団体で作り出し、さらに署名はその団体に属していることを示すという技術である。

これの匿名性が優れている点というのは「複数人いるから特定が困難」というところである。リング署名を使うことで集団特定はできるが、個人特定は出来ないのである。

この匿名性の技術はクリプトカレンシーによる取引だけではなく、組織内の内部通報者のプライバシーを保つ為の匿名技術としても利用されている。

最近では「東芝」と「電気通信大学」が「リング署名方式」を共同研究していることもニュースとして上がってきているのは記憶に新しい。

組織内部の内部通報者は報復を受けるリスクがある。この様な「リング署名方式」の技術を採用することで匿名性を守るというのも非常に大事である。

ワンタイムアドレス

モネロのアドレスは「閲覧用アドレス」「送金用アドレス」が発行される。モネロの匿名性を維持できるのはこれらが個別に存在するからである。

閲覧用アドレスはトランザクションが確認する事が可能であり、これは他の人には見れなくなっている。

送金用アドレスは取引ごとに「ワンタイムパスワード」をもらう事ができる。これは「ワンタイム」、つまり一度きりのアドレスである。ワンタイムアドレスを使うことで取引を遡ることや追跡することは不可能である。

モネロの問題点

ポイント
  • モネロは裏社会で使われているらしい。
  • お役所による規制されないか不安。

裏社会で活用

モネロは匿名性を持っているのが最大の特徴であり、利点である。

一方で裏社会ではその匿名性を利用する動きがあるという指摘がされている。つまりマネーロンダリングや闇取引などの違法行為に活用されるのでは無いかという懸念点があるのは間違いない。

実際にあった事例として、AlphaBay(アルファベイ)で使用されていた事があるそうだ。

アルファベイというのは世界最大の闇サイトの一つであり、麻薬や銃などの違法なものの取引が行われているマーケットだそうだ。

お役所による制限

裏社会での活用は我々の生活と大きく結びつかないので関係は無いのだが、それが及ぼす影響の方が問題である。

例えばその匿名性を懸念したお役所がモネロの利用に制限をかけるなどしてプロジェクトの進行を妨げるという様な事である。

お役所の行動は予想がつかず、そして厄介な事であるのは間違いない。

モネロ自体が悪いわけでは無いが、悪用されることによりモネロなどの匿名性通貨がお役所に何かしらを規制される可能性がある。

ウォレットについて

ポイント
  • 公式ウォレットはパソコンのデスクトップ上で使うウォレットであり、使い勝手は悪いが大量のXMRを保管しておくには最適
  • モネロウォレットはスマホウォレット。少量のモネロを保管し送金するのに最適。
  • マイモネロはウェブウォレットであり、公式に開発チームから協力を受けて発表されているウォレット。

公式ウォレット

モネロから公式のウォレットが用意されている。

これはもちろんモネロに最も詳しい開発チームが作ったウォレットである為、最もセキュリティーに拘っているものである。

公式ウォレットはパソコンのデスクトップ上で使うウォレットであり、使い勝手は悪いが大量のXMRを保管しておくには最適である。

対応しているOSとしては「Mac」「Windows」「Linux」に対応している。また日本語に対応している。

モネロウォレット

Monero Wallet(モネロウォレット)はスマホウォレットである。

これはAndroid(アンドロイド)やiPhone(アイフォン)の両方に対応しており、ダウンロード&インストールするだけで簡単に使用する事ができる。

セキュリティよりも利便性にこだわっているウォレットと言える。例えると銀行というよりも財布に近いウォレットである。

つまりモネロウォレットはスマホウォレットである為に大量のモネロを保管しおくには適しておらず、少量のモネロを保管し送金したりしてすぐに使う事に最適である。

マイモネロ

My Moneto(マイモネロ)はウェブウォレットであり、公式に開発チームから協力を受けて発表されているウォレットである。

これはパソコンなどにウォレットをダウンロード&インストールする事は不要であり、インターネット上に存在するウォレットである。

マイモネロのメリットとしてはデスクトップウォレットの様な難しい設定が不要な点である。

デメリットとしてはセキュリティ面が不安である。これはオンラインウォレットには付き物である。

オンラインウォレットでは第三者に預ける事になる。マイモネロではもちろん持ち逃げや横領などをすることは無いが、過去には多くの取引所などで問題があった。

モネロの今後の予定

ポイント
  • アップデートが頻繁に行われていく。
  • Kovriにより取引のリスクを減らす。

  • Bulletproofsで「手数料の低減」「最大容量の拡張」を行う。
  • Ledgerによりハードウォレットを開発。

アップデート

モネロは今後アップデートを行う事でより高いセキュリティの向上を狙う。これは恐らく毎年の様にアップデートが頻繁に繰り返されていくのではないだろうか。

Kovri計画を進める

Kovri計画では取引の改ざんや情報漏洩といった問題に関する危険性を減らす事を狙いとしている。

送金したユーザーやその送り先を保護し、第三者がそれを閲覧する事が出来ない状態で通信できるシステムを構築している。

BulleProofsを進める

Bulletproofsはユーザーがより使い勝手をよくする為に進められている。具体的には「手数料の低減」「最大容量の拡張」である。

もちろんこれらのプロジェクトはプライバシー保護をさらに高める点も考慮して進められている。

ハードウォレットのリリース

ハードウォレットメーカーの「Ledger」がモネロのウォレットの開発を進めている。これによりセキュリティーがより強固なものへと進化する事は間違いない。

XMRの安い買い方

ポイント
  • 日本国内ではコインチェックで購入可能。
  • コインチェックでの購入はオススメしない。
  • bitFlyerでBTCを購入してから、BinanceでXMRを購入するのが良い。

モネロは日本国内だと、コインチェックで購入が可能である。コインチェックは以前ハッキング被害を受けたりしているなど使用はオススメしない。

正直コインチェックでモネロと買うぐらいなら、モネロを持つことを諦めた方がまだ良いと言いたいほどである。

モネロ(XMR)を購入する一般的な手順は以下の様になる。

  1. 日本国内の取引所でビットコインやイーサリアムなどのメインとなっているコインを購入する。
  2. 海外のBinanceなどの大手取引所に送金し購入する。
  3. ウォレットに送金して管理する。

日本国内の取引所はいくつかあるが、日本国内では最大の取引所「bitflyer」が扱いやすく良いかと思われる。

また海外のBinanceでは日本円が対応していないために、このように一度国内の取引所で購入しなくてはいけない。

Binanceは世界で最も取引が行われている取引所であり、ここでXMRを購入するのが最も良いかと思われる。

最後に

CryptoCurrency.newsではオフィシャルな基本的にはオフィシャルな情報のみを扱っている。

ただしこの記事においては所謂「個人ブログ」「個人サイト」などで調査した情報が含まれている。その為、誤まった情報などが含まれている可能性がある事をご理解いただきたく思う。