アービトラージの基本的な知識に関して紹介する。

最近では初心者を騙す様な情報が蔓延しているが、まず基本的な事を理解していただきたく記載した。

アービトラージで使用できる無料・有料ツールなどは別途記事に書きたいと思う。

アービトラージとは

アービトラージって何?

アービトラージは基本的には「価格差で利益を得る」という仕組みである。ただ「アービトラージ」と一言で表しても色々なパターンがある。それらに関しては下記の例を参考にしていただければ良いかと思う。

ポイント
価格差で儲かるトレード方法。

アービトラージの良い所

アービトラージの良い所は、利益を出る可能性が高いという所にある。というのはトレードの場合には予想と反する動きをすることがあるのに対して、アービトラージではすでに確定している情報を元に取引する為、基本的には利益を出しやすい。

ただし勘違いしてもらいたく無いのは、確率的には利益を得る確率は高いが利益として薄利である。全く儲からないものと思っていただいた方がいい。

ポイント
確定した情報を元に取引する為、儲かる確率は高い。ただし剥離である。

アービトラージの難しい所

アービトラージが難しいところは何点かある。

  1. まず一つ目に「価格情報を知ることが難しい」のである。アービトラージでは基本的に複数の取引所を同時に監視する必要がある。これをいちいち人の手により確認することは困難である。ただしこれに関しては世界中で無料や有料な使えるツールが存在している為、解決する事ができる。
  2. 二つ目として「手数料」である。下記にも例を示しているが、「安い取引所で買って高い取引所で売る」というのはそれほど難しいことでは無い。ただ取引手数料・送金手数料が基本的にはかかってくる為、なかなか利益を出せないのである。
  3. 三つ目として「取引所の登録」である。最近では海外の取引所を日本人が利用することが出来ないケースが増えてきている。その取引所を使用したくても使えない場合もある。これはこれで海外で起業するなど解決する手段はあるが、難易度が高く一般人では難しいかと思う。
  4. 四つ目として「取引量が少ない」場合である。見かけ上アービトラージで利益を得るくらいの価格差があったとしても取引量が少なければ、利益は非常に少ないのである。
ポイント
  1. 価格差の情報を知ることが出来ない。
  2. 手数料分を超える価格差を知らなければいけない。
  3. 海外の取引所では日本人が使えない所がある。
  4. 価格差があっても取引量が無いと利益が少ない。

結局アービトラージは儲かるのか?

これはケースバイケースである。儲かるケースもあれば、儲からないケースもある。

お金を貰って運用するケース

これは違法な場合があり、注意が必要である。

そもそもアービトラージをする方法を知っているのであれば自分で行えばいいだけの話である。

このケースの場合には胴元が儲かる様になっており、ユーザーが儲かること可能性は非常に低い。

ポイント
アービトラージ運用するというのは違法っぽい。そもそも矛盾している。

AIを搭載しているケース

だいたい怪しいツール販売者が使う単語が「AI(人工知能)」である。これは確実に搭載していない為、注意が必要である。

個人的には一番短のAIがiPhoneのSiriである。あの時価総額が1兆ドルを超えるアップル社のAIですらあの程度である。

そもそも今の一般人の技術レベルではAIでトレードさせるというのは不可能だと思われる。

とは言ってもAIの明確な基準が無いので、「これがAI」と言われれば「AI」であるのは間違いない。

ポイント
「AI(人口知能)」って言えば良いと思ってる話。

自分でトレードするケース

結局これがベストかと思われる。

ただ下記にも紹介するがアービトラージするには価格差の情報が必須である。それを手作業でいちいち探すことはまず無理かと思う。

だがアービトラージをする為の価格差を教えてくれるツールは無料・有料でも存在している。

それらを参考にしてトレードするのが一番良いかと思われる。

ポイント
  • 結局自分でトレードするのが一番。ただし価格差がわかるツールは必須。
  • ツールは無料・有料のものがある。

アービトラージの例

安い取引所で買い、移動、高い取引所で売る

この「安い取引所で買い、移動、高い取引所で売る」が最も知られているパターンかと思う。

ビットコインの価格はその取引所によって異なっている。それは「売り注文」「買い注文」をユーザー自身が指定してオーダーしている為である。

例:ビットコインを移動して売買する

  • bitFlyerでビットコイン売値が100万円
  • BTCBOXでビットコインの買値が110万円

この様な場合にはbitFlyerでまずビットコインを買う。そしてBTCBOXへ移動する。そしてBTCBOXでビットコインを売る。

価格差が10万円分あり、それに手数料などを差し引いた額が利益となる。

この方法では送金して移動する際に価格が変わってしまうのがデメリットである。ただし多くのクリプトカレンシーで行えるのがメリットである。

ポイント
  • 商売の基本と同じ。安く買って、運んで、高く売る。
  • 資金を移動する際のタイムラグにより価格が変わるのがデメリット。

安い取引所で買い、高い取引所で売る、移動

この「安い取引所で買い、高い取引所で売る、移動」というパターンもポッピュラーかと思う。

上記は移動する際にタイムラグが生じるに対して、こちらは同じ時間帯でトレードが行えるというメリットがある。

一方で「特定のクリプトカレンシーでしかアービトラージ出来ない」という点と「多くの資金が必要」になってくるのがデメリットである。

とは言っても上記の方法に比べるとこちらの方が確実である。

例:ビットコインを売買してから移動する

  • bitFlyerでビットコイン売値が100万円
  • BTCBOXでビットコインの買値が110万円

この様な場合にbitFlyerにて円をビットコインに変える。同時にBTCBOXにてビットコインを円にする。

仮に100万円あった場合には1BTCをbitFlyerで買うことになる。BTCBOXでは1BTCあった場合には110万円で売却することになる。つまり価格差の10万円が利益となる。ただし実際には売買手数料・送金手数料などが掛かる為、差し引いて計算しなければいけない。

ポイント
安く買って、高く売るを同時にする。
送金のタイムラグの問題をクリアしたスタイル。
資金は複数取引所にいれないといけないのが難点。

他の取引所の価格から未来を予想

このアービトラージのパターンはあまり無いかと思う。10年ほど前にMT4に対応しているFXブローカーではこれをすることが出来た。

10年前ではEURUSDやGBPUSDなどの信用貨幣の通貨ペアになるが、これがブローカーの間で微妙に時間差があったのである。

例えば、価格差の情報が早い所では先に動き、後から別のブローカーも動くという状態である。つまり情報が早い所を常に監視しておき、価格が瞬時に大きく動いた時にだけ遅いブローカーで取引するという自動売買ソフトが存在していたのである。

例:ビットコインの価格が一つの取引所だけ違う

  • bitFlyerでビットコイン売値が100万円
  • BTCBOXでビットコイン売値が110万円
  • Binanceでビットコイン売値が110万円

例えばこの様に複数の取引所の中でbitFlyerだけが価格差があるケースである。取引量から考えて、Binanceなど大手取引所の価格差が世界のスタンダードな価格になっているかと思われる。

すなわちbitFlyerだけが安い場合には、世界中の人がそれに気づき安く買おうとして注文が殺到する。そして自ずとBinanceの価格と同等まで上昇するといケースである。

ポイント
取引所間の価格差を知り、それが戻る原理を利用する。

コインの価格差を利用する

コインの価格差を使うアービトラージもある。これもあまり知られていないが、通貨ペア間の価格差を狙うやり方である。10年以上前にFXではこの方法が流行っていた。その当時は「EURUSD」「GBPUSD」「EURGBP」という様に「EUR」「USD」「GBP」の3種類が共通する通貨ペアを用いてアービトラージの取引がされていた。
それと似た様な原理でクリプトカレンシーでも同様にアービトラージが行える。例えばBTC→ETHに変えるよりも、BTC→USDT→ETHの方がレートが良い場合がありそれを利用するのである。

例:

  • BTC=10,000USDT
  • ETH=500USDT
  • BTC=19ETH
例えばこの様な場合に1BTCをUSDTに換金すると10,000USDTである。そらにそれをETHに換金すると20ETHになる。それをさらにBTCにすると1.05BTCになる。
ところが1BTCをETHに換金すると19ETHになる。それをBTCにしても1BTCである。
実はこのトレードをするのに最適な無料ツールがあり、それを今後記事で書くつもりである。
ポイント
一つの取引所でもコインの価格差によってアービトラージが出来る場合がある。